トーク&ライブEvent Detail


開催概要
開催日時 4月25日(日) 15:30〜16:15
会場 アースデイ in 京都 特設ステージ
参加費 無料
参加方法 予約不要
開催内容
日本の伝統産業である「漆」と「木造の社寺建築」。高級製品のイメージや専門的な業界であることから、もしかしたら私たちの日常生活の中では、あまり馴染みがないかもしれません。そんな漆と宮大工のものづくりの現場には、循環可能な素材やヒト・モノ・地域に根ざしたエコシステムづくり、日本の風土に融和した様式・技法などの「サステナブルな社会」を実現するためのヒントが溢れています。

また、欧米式の食生活や食品が普及した現代において、添加物を使わない日本の伝統的な食文化、安全で安心な食の在り方を見直す動きが広がっています。

京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)が推進する「これからの1000年を紡ぐ認定企業」より、匠弘堂代表取締役の横川総一郎さん、堤淺吉漆店4代目の堤卓也さん、株式会社ヘルプ代表取締役の宗接元信さんに、それぞれの文化を未来に残していくための取り組みや挑戦についてお話を伺いながら、地球資源や持続可能な暮らしを考えていくトークセッションです。

モデレーターはSILKイノベーションコーディネーターの井上良子が務めます。


【登壇者プロフィール】

◎有限会社匠弘堂 代表取締役 横川総一郎さん(https://www.kyoto-shokodo.jp/staff/

匠弘堂代表取締役、設計を中心として経営全般を担当。昭和39年京都生まれ。 大学では機械工学を専攻、家電メーカーを経て建築設計の業界へ飛び込む。現場にて岡本棟梁らと出会い、感銘を受け、岡本棟梁に入門。 のちに3名で「匠弘堂」起業。松下幸之助氏の「志あればかならず開ける」が信条。 趣味はハナ金カレー、カメラ、ドライブ。

◎株式会社堤淺吉漆店専務取締役 堤卓也さん(https://social-innovation.kyoto.jp/spread/4084

明治42年創業。採取された漆樹液(荒味漆)を塗漆精製から、調合、調色を一貫して自社で行う、国産漆トップシェアの漆メーカー。4代目として漆の新たな価値観を伝えるプロジェクトを推進している。1万年前から日本の風土で使われてきたサステナブルな天然素材「漆」を、次の時代に継承するべく、2019年6月、パースペクティブを設立。

◎株式会社ヘルプ代表取締役 宗接元信さん(https://social-innovation.kyoto.jp/spread/1798

1982年より、「安く、広く」を社是とし、無(減)農薬の農産品、無添加食品のスーパー、ヘルプ一乗寺店及び長岡店を経営する他、卸売業及び小売業の経営、企画及び販売促進のコンサル業務を展開。1998年には直営オーガニックベーカリーのモデル店として「レ・ブレドオル」を出店。近年における日本の食生活の欧米化や、環境や人間の体に害を及ぼす食品等の流通に危機感を持ち、日本が伝統的に培って来た本来の食文化を見直し、守り続けることの必要性を訴え続けている。

◎SILKイノベーションコーディネーター 井上良子

福岡市出身。ソーシャルビジネス創出支援、日本企業と東南アジアのソーシャルセクターをつなぐプログラムや事業(人材育成・フィールドスタディ事業)に従事。日本の先人たちの文化や知恵が蓄積された京都から”四方よし”のビジネスやソーシャル・イノベーションを発信しアジア・グローバルとつなげていきたい、と2020年4月より京都に移住しSILKに参画。