当日の催しEvent Detail


開催概要
開催日時 4月16日(土) 14:00〜14:55
会場 アースデイ in 京都 特設ステージ
参加費 無料
参加方法 予約不要
開催内容
日本の食文化、社寺建築における木の文化、漆の文化、それぞれが長く続いてきたのは日本人の暮らしや精神性に深く根ざしてきたから。

時代の移り変わりや社会のニーズに応じて柔軟に変化してきたことや新しい挑戦、革新的な取り組み、逆に、時代や社会が変わっても「変わらないもの」はどんなものだろうか? そこに京都ならではの、四方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし・未来よし)に基づく持続可能なヒントがあるように思います。

コロナや紛争、自然災害など社会情勢が不安定な中、それぞれの伝統と革新を次世代にどのような形で渡していきたいか、最後は未来に託したい想い「未来へのバトン」についてお話しいただきます。

今回のトークでは、京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)が推進する「これからの1000年を紡ぐ認定企業」より、匠弘堂代表取締役の横川総一郎さん、堤淺吉漆店4代目の堤卓也さん、株式会社ヘルプ代表取締役の宗接元信さんに、それぞれの文化を未来に残していくための取り組みや挑戦についてお話を伺いながら、地球資源や持続可能な暮らしを考えていきます。

モデレーターはSILKイノベーションコーディネーターの井上良子が務めます。


【登壇者プロフィール】

◎有限会社匠弘堂 代表取締役 横川総一郎さん(https://www.kyoto-shokodo.jp/staff/

匠弘堂代表取締役、設計を中心として経営全般を担当。昭和39年京都生まれ。 大学では機械工学を専攻、家電メーカーを経て建築設計の業界へ飛び込む。現場にて岡本棟梁らと出会い、感銘を受け、岡本棟梁に入門。 のちに3名で「匠弘堂」起業。松下幸之助氏の「志あればかならず開ける」が信条。 趣味はハナ金カレー、カメラ、ドライブ。

◎株式会社堤淺吉漆店専務取締役 堤卓也さん(https://social-innovation.kyoto.jp/spread/4084

明治42年創業。採取された漆樹液(荒味漆)を塗漆精製から、調合、調色を一貫して自社で行う、国産漆トップシェアの漆メーカー。4代目として漆の新たな価値観を伝えるプロジェクトを推進している。1万年前から日本の風土で使われてきたサステナブルな天然素材「漆」を、次の時代に継承するべく、2019年6月、パースペクティブを設立。

◎株式会社ヘルプ代表取締役 宗接元信さん(https://social-innovation.kyoto.jp/spread/1798

1982年より、「食の安全と美味しさの両立」を社是とし、無(省)農薬、有機栽培での農産物、無添加食品の店、ヘルプ一乗寺、長岡店、洛北阪急スクエア店並びに宅配事業である「ベジベジ倶楽部」を経営する他、近年では京都府綾部市に主に鶏卵、鶏肉、米、野菜を生産する「for you farm」を営む。卸売業及び小売業の経営、企画及び販売促進のコンサル業務を展開。近年における日本の食生活の欧米化や、環境や人間の体に害を及ぼす食品等の流通に危機感を持ち、日本が伝統的に培って来た本来の食文化を見直し、守り続けることの必要性を訴え続けている。

◎SILKイノベーションコーディネーター 井上良子

福岡市出身。ソーシャルビジネス創出支援、日本企業と東南アジアのソーシャルセクターをつなぐプログラムや事業(人材育成・フィールドスタディ事業)に従事。日本の先人たちの文化や知恵が蓄積された京都から”四方よし”のビジネスやソーシャル・イノベーションを発信しアジア・グローバルとつなげていきたい、と2020年4月より京都に移住しSILKに参画。