当日の催しEvent Detail


開催概要
開催日時 4月16日(土) 11:00〜11:50
会場 アースデイ in 京都 特設ステージ
参加費 無料
参加方法 予約不要
開催内容
私たちが普段口にしている食品は本当に美味しくて安全なものなのでしょうか?

スーパーなどで販売されている食品の多くは、人工的に作られた調味料、甘味料、香料、保存料などの添加物が加えられたものがほとんどです。

大量生産、大量消費、長期保存などを目的に、本来の素材の味や風味が損なわれ、人工的に作られた本物に似せた味、美味しいと錯覚される風味、より美しく魅せるための着色や漂白などが施され、もはや日本に古くから受け継がれてきた本来の伝統の製法や味が損なわれてきてしまいました。

こうした中、人工的な添加物を一切使わずに昔ながらの製法を守り、ひとつひとつの商品を丁寧に作る、日本古来の伝統の食を守る企業があります。

全商品において化学調味料・合成保存料無添加の「京つけもの 大安」さん。その製品づくりの裏側には想像を超える努力がありました。

また日本に400年続く伝統の木桶で長期熟成させて本物のお酢を作る「中野酢」さん。時間をかけてじっくりと熟成させるお酢は、香りが優しく甘みすら感じる芳醇な味わいです。現代の安価なお酢に見られる「酸っぱい」「鼻にツンとくる」「香りが強い」といったことがありません。

「アースデイ in 京都 2022」では、スーパーなどで売られている一般的な食品と本物の食品の違いを考察しながら、食から始まるサステナブルな未来について語り合いたいと思います。

登壇者
◎中野善之(なかのよしゆき)


株式会社蔵元中野商店 代表取締役。三重県・熊野地方で代々続くお酢の蔵元出身の醸造家。 もろみ酒から造り、木桶で仕込み、蔵付き菌による⻑期発酵にてお酢を醸す。江戶時代に確 立されたお酢の製法は現代では“古式伝統製法”と称され、現代では大変希少な存在になって いるが、この伝統製法に真のお酢の価値を見出し、伝統を守り未来へ繋げる活動を続ける。
・HP:https://nakanosu.co.jp
・オンラインショップ:https://nakanosu.com
・インスタグラム:nakanosu_official

◎大角安史(おおすみやすし)


1972年京都市生まれ。1902年から続く「京つけもの大安」の3代目社長。大学卒業後、第一勧業(現みずほ)銀行に入行、経営全般を学ぶ。2000年大安入社。製造・営業部門担当後、2004年取締役就任・2014年社長就任、現在に至る。国産原料を使用し、化学調味料は使わない、おいしく安心な漬物づくりに努めている。また、製造過程で出る植物残渣は飼料として再生するなど、環境問題にも関心が高い。
HP:https://www.daiyasu.co.jp
インスタグラム:daiyasu_kyotsukemono

モデレーター 持田博行 (アースデイ in 京都代表)


1974年東京生まれ。東京で出版社勤務を経て2002年に独立。仲間とともに雑誌の編集業+音楽プロダクション事業の2つを柱とした法人を設立。雑誌の制作を行う傍ら、野外音楽フェスの開催や運営、音楽レーベルの設立、海外アーティストの招聘などを約10年にわたり行う。2014年に京都市へ移住し、「都会と自然を繋ぐ/都市と田舎を繋ぐ」をテーマに地方創生、地域活性、環境・循環、サスティナブルな活動、イベント、マルシェ、ワークショップなどを企画・運営する「アースコンシャス」を設立。環境イベント「アースデイ in 京都」を主宰するほか、亀岡市が行う「かめおか霧の芸術祭」のプロジェクトマネージャー、エコビレッジ「鹿谷ワンダービレッジ」の運営など、京都市と亀岡市の二拠点でさまざまな場づくりや催しのプロデュースを行う。